素直であること。

言葉というものは、言われた瞬間だけじゃなく、時間が経って改めて響くこともある。

今回はそんな話を。

 

今、身体づくりのために週2日パーソナルジムに通っているのだが、まぁそれがしんどい。AIで自分の力が測定されて、1番負荷のかかる状態で調整されつづけるのだ。

つまり、どれだけ筋肉がついて強くなろうと、ちゃんとずっとしんどい笑

でも確実に成果は出ていて、自分の変化を見れるのはとても嬉しい。

 

そのジムはマンツーマン指導なのだが、いわゆる担当はついておらず、その時出勤しているトレーナーが担当してくれるシステムだ。

ある日、トレーナーが前の人の残したメモを見ながら話している時、「とても素直な方で、アドバイスしたことを全て一生懸命取り組んでくれます」的なメッセージが見えた。

 

最初の感情は「恥ずい…!!」である笑

それと同時に、10何年前にもらった、ある上司からの言葉を思い出した。

 

新入社員の頃、大手のインテリアメーカーに就職したのだが、当時の自分はお世辞にも仕事できる方ではなかった。300人いた同期はとても優秀だし、全然うまくいかずに自分の不甲斐なさに落ち込む日々だった。

半年が過ぎた頃、研修の一環で「上司からの手紙」という企画があって、そこで当時の直属の上司からこんな言葉をもらった。

「森田さんのすごいなと思うところは【素直であること】そして【謙虚であること】です。これは自分もずっと意識していることで、年齢や役職が上がるほどに持ち続けるのは難しい。その気持ちをこの先も持ち続けられたら、必ず成長できるし、もし困ったことがあってもきっと周りの人が助けてくれます」

 

当時は「自分にもそんないいところがあったのか…!!」とめっちゃ解像度の低い受取り方をしていたのだが、何となくずっと頭に残っていた。

13年経った今、同じ言葉を聞いて「あぁ、俺ってこの気持ちを持ち続けられたのだなぁ」と素直に思えた。振り返ってみると自分のキャリアは色んな人に助けてもらってばかりだった。でも素直にもらったアドバイスや意見を聞いて、謙虚に一生懸命過ごしてこれたのかな。

 

35歳になった今も、まだまだ挑戦者だ。

これからも素直さと謙虚さを忘れずにいきたい。そして今度は自分が、誰かの勇気になる言葉を伝えられる存在であれたらいいな。